はいさいまるちゃんです 今日で3月も終わりですね~ 明日から桜満開の中・・・新年度スタート 7日は、『葉桜会』かぁ~ 本日は、串本の『アザハタの根』について少しお話したいと思います 『アザハタの根』は水深20m付近の砂底にある直径2mほどの小さな根ですが、根の回りには クロホシイシモチの大群がいて、まるで巨大な岩のようにも見えます。 クロホシイシモチは全長5cmほどの小魚ですが、捕食魚であるアザハタを警戒する様子は見えません。 アザハタはゆったりと泳ぎながら、クロホシイシモチの群れの中を出たり入ったりしています。 『食べる魚』と『食べられる魚』が同じ空間に共存する不思議な光景です。 アザハタにクロホシイシモチが食べられることがあるという話を聞いたことがありますが、もしそうだとすればどうしてここに集まってくるのでしょうか? クロホシイシモチを食べる魚はアザハタ以外にもアカハタ、オオモンハタ、アカエソなどこの付近に定住している魚の他に、カンパチやブリなどの回遊性の魚たちもやってきます。 アザハタは縄張り意識と攻撃性が強く、他の捕食魚が近づくと追い払います。 クロホシイシモチにとってはアザハタに食べられるという危険性はあるかもしれませんが、ここにいれば他の多くの捕食魚から身を守ってもらえるのです。 また、ここのクロホシイシモチたちを見ていると自分だけは食べられないと信じているようにも見えます。 『アザハタの根』の周りには、キンメモドキ、ケラマハナダイ、フタイロハナゴイ、タテジマキンチャクダイ、ウツボ、ホンソメワケベラ、アカシマシラヒゲエビ、クリアクリーナーシュリンプなどの多彩な生物が観察できます。 群れているものや掃除行動をするもの、あるいは集まっている小魚を狙っているものなど彼等の生態も様々です 『アザハタの根』のリクエストお待ちしております お得な冬季料金で春の串本へ それじゃ また