【クシハダミドリイシ群生】
Point:オレンジハウス前ビーチ
はいさいまるちゃんです
今日は、串本の海について話そうと思います
串本は北緯33度30分という位置にあり、本来、海藻の茂る温帯の海に属します。
しかし、南から暖かい水を運んでくる黒潮の働きによって串本の海は常に暖められ、南の海と同様のサンゴ群落が形成されています。
【クシハダミドリイシ群生】
Point:オレンジハウス前ビーチ
世界最北のサンゴの海
世界で最も北にあるサンゴの海、それが紀伊半島の先端にある串本の海なのです。
また、串本の海は暖かい海と冷たい海の接するところにあるため、海の中に四季があります。
夏から秋にかけての暖かいシーズンは沖縄やフィリピンなどとよく似たサンゴ中心の景観を見せますが、冬からは海藻が生い茂り、温帯的景観と熱帯的景観が混じる珍しい景観を見せます。
このような環境は世界的に見ても大変珍しいものです。
ラムサール条約登録の海
上記に記載した環境が高く評価され、平成17年11月8日、アフリカのウガンダで開催された締約国会議において串本沿岸海域が国際的に重要な湿地、ラムサール条約登録湿地として認定されました。
ラムサール条約とは・・・
別名国際湿地条約とも言われる世界中の重要な湿地を保護するための国際条約です。
1971年、イランのカスピ海湖畔の町ラムサールで開催された国際会議で採択されたことからその名が付けられました。
ラムサール条約は、特に水鳥にとって重要な湿地を保全することを目的としてつくられた条約ですが、水鳥だけでなく人間や多くの生物にとって欠かすことのできない生息環境でありながら容易に破壊されてしまう湿地を保全し、次世代に伝えていくことを提唱しており、現在世界中で144ヶ国が加入しています。
湿地というと、湖や湿原などが真っ先にイメージとして浮かぶかもしれませんが、この条約では、そういった場所だけでなく、水田やため池、河川、干潟、水深が6メートルを超えない海域などについても湿地(wetlands)と定義し、その保全・再生を呼びかけています。
【アオウミガメとシコロサンゴ群生】
Point:グラスワールド(南)
大阪から車で3時間
黒潮の恩恵を受け温帯種と亜熱帯種の生物が混ざる素晴らしい海
そんな串本の海をネイチャーはホームの海としてご案内しています
これからも串本の海の良さを1人でも多くのゲスト様に魅せれるよう勉強していきます
それじゃ また
【ダイビングツアー情報】
詳細はこちらへ